受賞者
大成株式会社様
2019年11月23日(土)に開催された「YOLO JAPAN FESTIVAL」で日本における外国人採用・活躍そして活性化に貢献している企業として、YOLO COMPANY AWARDを受賞した大成株式会社 古川 拓也様にインタビューを行いました。
-御社で面接の際に工夫されている事は何ですか?
古川様:英語、ネパール語などのマニュアルを用意しています。または Google 翻訳などの翻訳ツールを使って面接をしています。また、よほど条件の悪い方でない限り基本的に受け入れるという姿勢で臨んでいます。
-全く日本語が分からない方の場合は.、様々な翻訳ツールを駆使しておられるのですね。入社のタイミングで工夫されている事はありますか?
古川様:ミスマッチを防ぐという事に気を使っています。給料と働く時間は特にちゃんと伝えるようにしています。書面に「9時から13時までの4時間」と、分かり易く伝えてあげる。時給も然りですね。
-中には、日払いで貰えたり、週払いであったり、国によっては現金でもらえたりする場合もありますよね?
古川様:就業している人で毎週給料を希望する方もおりますが、日本という生まれ育った国とは異なる文化や風習で働くため、お金に関する不安を取り除くため、「うちは20日払いですよ」「1ヶ月の交通費が出ますよ」など、日本人よりも丁寧に説明するようにしています。
-外国人スタッフさんが定着するための工夫は何をされてますか?
古川様:なるべく同じ国籍の方がいる職場で働いてもらうようにしています。ネパール人が多い職場には、ネパール人の方を採用しますし、ベトナムの方でしたらベトナムの方が多い所で働いてもらう。そのため拠点によってはネパール語やベトナム語のマニュアルがありますので、より活躍しやすい環境を選んでいます。
-そういった現場では、外国人スタッフがマニュアルのアップデートや手直しもしてくれるのですか?
古川様:そうですね。働く上での細かいルール、例えば鍵を持っていくルールや、出勤は勤務開始の何分前ということの周知は、皆さんやってくださいます。
-外国人受入れの際に、すでに外国人の先輩がいる事によって、仕事を教えることへの負担は軽減されいてますか?
古川様:受け入れ直後は現場の管理者(日本人)がやっています。ある程度慣れてからは現場の外国人に任せる事も多いのですが、受け入れを丸投げするという事はありません。先輩の従業員が間違った認識をしているケースもありますし、初めは管理者が拙い外国語でもしっかりと説明するようにしています。
-現場で働く日本人と外国人スタッフさんが馴染むために、取り組まれている事はありますか?
古川様:あんまり工夫らしい工夫はしてないのですが、同じ国籍の外国人でかたまり過ぎないようには気をつけています。例えば、朝礼をスタッフ全員で受けてもらうことですね。あとは年に数回、忘年会や暑気払いを開催してコミュニケーションを図っています。今年の夏のイベントでは、2拠点で200名ほど集まりました。
-貴重なお話をいただきありがとうございました。